『沖縄和僑会』の設立経緯について
平成21年3月20日、『沖縄和僑会』の発足記念式典が、宜野湾市のラグナガーデンホテルで開催され、古田茂美(香港貿易発展局日本首席代表)が、『華人ネットワークとは何か』と題し、記念講演が行われた。県内のIT企業や製造業者など約60人が出席しました。
香港・中国本土を拠点に世界で活躍する日本人起業家(和僑)組織の「和僑会」が、2004年に香港に最初に設立、香港を中心に、深セン、上海、モンゴル、シンガポール、ベトナム、台湾等でネットワークされた企業家集団です。
日本国内では東京和橋会、関西和橋会、中部和橋会に続き、3月20日「沖縄和僑会」が発足されました。
■和僑会の沿革
2004年 8月 起業家による熱い「志」を語る会として『香港挑戦会』を開催、後の『香港和僑会』
2006年 3月 深セン和僑会設立
2006年 8月 上海和僑会設立
2007年 4月 モンゴル和僑会設立
2007年10月 シンガポール和僑会設立
2007年10月 ベトナム和僑会設立
2007年12月 関西和僑会設立
2008年 5月 台湾和僑会設立
2008年10月 東京和僑会設立
2009年 1月 中部和僑会設立
2009年 3月 沖縄和僑会設立
和橋会の理念・趣旨は、以下のとおりです、
■理念
・和をもって尊しとなす。(和の心を大切に思いやりを持って人に接する。)
・共存共栄、相互扶助
・地域社会への貢献
■趣旨
日本にあって中国文化の影響をもっと受ける沖縄は、歴史的には、福建・香港・台湾の三角州経済圏を形成し、地理的にも日本本土、中国大陸、東南アジアへの架け橋として重要な位置にあります。
現在、沖縄は、海底ケーブルの陸揚拠点となっており、また今後の空港貨物の国際物流拠点化に伴い、日本経済とアジア経済のゲートウェイとして、その役割はますます重要なものになっていくと考えています。
私たちは、グローバリゼーションの時代に世界中で活躍している日本人がネットワークをつくり、相互補完、助け合いの中で日本経済がますます活力あるものになるよう、世界の中で『日本』の価値を高めていこうとする和僑会の趣旨に賛同し、沖縄和僑会では、その歴史的経緯と地理的な重要性から、日本と中国・香港・台湾との人、物、お金の架け橋としての役割を担っていきたいと考えています。
■参加規約
①沖縄で起業し、アジアでビジネス展開を考えている経営者及び経営層
②理念に賛同し、会員の紹介を受けた方
■沖縄の小さな市場から、アジア、世界市場へ
沖縄の中小企業が、市場を開拓する場合、通常、東京の市場を目指します。しかし、ほとんどの中小企業が、東京進出後、2年~3年後には、沖縄に引き上げてきます。日本本土の商慣習では、上場企業を筆頭としたグループ企業の系列で仕事(お金)が回わすシステムが確立しており、沖縄の小さな中小企業には、信用力や人脈もなく、貰える仕事は、下請け・孫受けの仕事しか回ってこないのが現状です。本土の大手上場企業と直接取引きをするのは、至難の技です。
さて、一つ視点を変えてみると、(Aコース)沖縄市場→★東京市場→アジア市場→世界市場を見た場合、果たして、東京市場を制覇できたら、アジアの市場へいけるのでしょうか?日本の上場企業で世界で活躍している企業は、自動車と家電だけです。ほとんどの東京の上場企業でさえ、中国、アジア市場への開拓は苦戦しているのが現状です。
であれば・・・、ビジネスの視点を変え、(Bコース)沖縄市場→★香港市場→アジア市場→世界市場の視点で市場をみた場合はどうでしょうか?沖縄の中小企業が同じ努力をするのならば、(Bコース)を目指すべきではないでしょうか?、なぜならば、香港には、世界中の企業や投資家集っておいます。東京よりビネネスチャンスがあると思うからです。
先週、香港で20年余もビジネスを経験し、成功している沖縄出身の方とお話する機会がありました。香港でのビジネスで以下の点は、特に印象に残りました。
1.法人税は、16.5%(消費税なし)であるが、香港の企業は、会社のカードで購入したモノは、ほとんどが、会社の経費として認められること。香港政府も消費をどんどん奨励している。香港では、政府は小さくあるべき!民間活動にはあまり口出しはしないが原則。しかし、ルールや罰金は非常に厳しい。税収が小さい分、社会保険はなく病院は高い。香港政府は、一時期、今後の高齢化社会に備え、消費税導入を試みたが国民の猛反対にあい今だに導入されていない。
2.キャピタルゲイン課税は無し。いくら投資して利益を上げても税金はかからない。ゆえに、香港には、世界中から投資家が集まり、私の印象では、沖縄では、5000万円くらいの高級マンション(3LDK)が10億円程度で販売されている。土地が少ないので高層マンションが主流。上流家庭の家賃は、毎月200万円以上~、香港では総てが投資物件で、特に不動産は、考えられないほどの高価な物件が多い。リゾート物件などは、1部屋で35億円以上など金額の桁が沖縄とはえらい違う。
すべては、収入により生活レベルが分かれており、金持ちと貧乏人は、それぞれがレベルに応じた生活ができるようになっている。金持ちは、海外からの安いメイドさんを2名~3名雇うのは普通である。
3.小さな香港政府は、自ら展示会企画や車・携帯番号のラッキーナンバーのオークション販売などでも収益を上げている。また、駐車違反等の罰金は、非常に高くして収益を稼いでいる。タクシーでも車の助手席の人がシートベルトをせず罰金になったら、運転手の責任ではなく助手席の人が、自己責任で罰金を支払うことになる。知らないあなたが悪い。それは、香港政府の戦略で、税金は安くするかわりに、国民から罰金でお金を徴収したり、様々な展示会などのビジネス・マッチング等を企画し、1社の出展が200万円など収益を上げ税収を補填しているかのように思えた。
4.日本での商取引は、会社対会社が基本であるが、香港の商取引は、国対国の取引概念である。世界中のバイヤーが集まる香港では、米国の取引はA社、中国はB社、ベトナムはC社など、一つの大手の企業と取引すると、商品がその国全体に流れるシステムがあり、香港では、国対国の取引が可能であるため、大きなビジネスへとつながる可能性が大きい。因みに、先ほどの沖縄県出身のビジネスマンは、48カ国と取引をしている。
最後に、香港・中国ビジネスは、華人の考え方を知らないと痛い目にあうと聞く、勉強してみるとそのとおりである。ぜひ、華人の思想、儒教や兵法も含め勉強してから、香港・中国ビジネスをお勧めする。
『沖縄和僑会』は、中華思想の勉強とアジア・ビジネスの実践を行う任意団体ですが、興味のある方は、一度、HPを参考に見てください。設立したばかりで、今後、当会への入会方法、運営体制、年間スケジュールなどを,順次ホームページに掲載していくそうです。
あなたも中国思想を勉強し、アジアビジネスに挑戦してみませんか。
『挑戦した人にだけチャンスがある!』
■沖縄和僑会HP
http://www.oki-wakyo.com/
以上
㈱沖縄ヒューマンキャピタル
代表取締役 金城和光