日野原重明医師 (聖路加病院理事長)
『僕が97歳になって感じること・・・』 『月刊至知』の12月号より抜粋
僕が97歳になって感じることは、人間の思惑を超える大きな力があって、そういう目に見えない力に私たちは生かされているということです。
97歳の今もまだ現役で、病院には毎日来ていますし、回診もやっています。
スケジュールはいっぱいで、10年先まで約束があって、先日も東京都知事と
2016年の東京オリンピックの打ち合わせをしたところです。
過去に続けられた習慣が皆さんの10年先をつくる。
習慣の中にある因子が皆さんを病人にしてしまう。
病気は自分がつくる以外のなにものでもありません。 これは僕の持論ですね。
心臓は確かに大切な臓器だけれども、
これは頭や手足に血液を送るポンプであり、命ではない。
命とは感じるもので、目には見えないんだ。
目には見えないけれども大切なものを考えてごらん。
空気が見えるの? 酸素は? 風が見えるの?
でも その空気があるから僕たちは生きている。
このように本当に大切なものは目には見えないんだよ。
命はなぜ目に見えないか。
それは、命とは君たちが持っている時間だからなんだよ。
死んでしまったら自分で使える時間もなくなってしまう。
どうか、一度しかない自分の時間、
命をどのように使うかしっかり考えながら生きていってほしい。
さらに言えば、その命を今度は自分以外の何かのために使うことを学んでほしい。
命ってなんでしょう・・・?
それは、人のために尽くした時間だと僕は思います。
以上
㈱沖縄ヒューマンキャピタル
代表取締役 金城 和光