知財コラム

イノベーションとブランド

大分ご無沙汰しましたが、本日は2008年8月8日です。北京オリンピックも8時8分に開幕し、末広がりの日です。ちなみに、私の名前も宮里大八で、末広がりの8がつきます。

と前置きが長くなりましたが、ご無沙汰しましたので、イノベーションとブランドについて、2つの話題について、お話ししたいと思います。

沖縄県では、「沖縄県知的財産活用ビジョン」を策定し、「知的創造サイクルの拡充・活用によるイノベーションの創出とブランドの構築」を基本目標としています。そのことからも、「イノベーション」と「ブランド」というのは、沖縄の自立型経済を担う両輪として期待されています。

そこで、まずは、イノベーションの話題です。
2008年6月27日に、『北海道・沖縄発「食」の新技術説明会』を、
~「食」で繋ぐ南北新技術の出合いからイノベーションの創造へ~
というタイトルで、開催しました。
http://jstshingi.jp/hokkaido-okinawa/
主催は、科学技術振興機構(JST)と北海道ティー・エル・オー、北海道、沖縄TLO、沖縄県、共催は、北海道大学、琉球大学でした。

研究成果の社会還元を促進するため、北海道ティー・エル・オーおよび沖縄TLOが厳選したライセンス可能な特許技術(未公開特許を含む)による新技術説明会を開催するということで、多くの方が会場に集まっていただき、120人を超える方が参加されていました。
未公開特許も含んだ技術シーズであったため、説明会後は、個別の相談の時間を設けましたが、多くの企業の方々が個別相談ブースに足を運んでいただきました。
世界的にも有名な上場企業、高い技術力を武器に成長・発展を目指すベンチャー企業等と幅広い企業との共同研究が期待され、沖縄のイノベーション創出力が、かなり高いことがわかりました。


次に、ブランドの話題です。
2008年7月3日に、「全国ふるさと市町村圏シンポジウムin沖縄」を開催しました。
同シンポジウムは、「地域ブランドによる地域活性化 ~ブランド戦略に向けての方向性~」というテーマで、「地域振興の観点から、ふるさと市町村圏の課題、問題点の検討や可能性の追究をするとともに、地域ブランドによる地域活性化に対する認識を深めること」を目的としており、全国から200人の方々が参加されました。
http://maichu.jp/com/show/18/317

基調講演として、「お菓子のポルシェ」の澤岻カズ子社長が、読谷の紅イモを使った菓子の開発経緯などを紹介し、小さなお菓子づくりから地域ブランド創出のための地域全体での取り組みをお話いただきましました。
その後のパネルディスカッションでは、地域ブランドによる持続可能な地域振興などについて意見を交わし、産官学連携による地域ブランド創出が成功の鍵であり、安全安心を得るためにブランド確立を行う必要があるということで、意見が一致しました。


「イノベーション」と「ブランド」、沖縄にとって、これから2つの重要なキーワードだと思います。
この両輪を活かしながら、沖縄の自立型経済に向けて、私も取り組んで行きます。


          琉球大学産学官連携推進機構 客員准教授
          文部科学省産学官連携コーディネーター 
          沖縄TLO 取締役      宮里 大八

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